わたしたちの活動

わたしたち中央工機株式会社はお客様に信頼していただけるように、またわたしたち自身が自身と誇りを持って製品を送り出せるように、以下の活動に取り組み成果をあげています。
1.ISO9001・品質マネージメントシステムを基盤とした活動

2000年11月よりお客様に信頼される企業として、またわたしたち自身が自信を持てる企業になろうと国際規格ISO9001・品質マネージメントシステムの構築に取り組みました。2年間の準備期間ののち2002年10月に認証をいただきました。

以降、日々変化するお客様の要求に機敏に応え、かつ社内のシステムを常に最善であるよう継続的な改善を行なっています。現在、2015年度版への更新を準備しています。

品質遵守事項 『不良品ゼロ』へ向けての行動

  • どんな場合でも作業手順・標準通りに作業する。
  • わからない事を自分で判断しない。必ず上司に確認する。
  • 変だな・いつもと違うと思ったら、作業を止め、上司に報告をし指示を待つ。
  • 話しながらの作業はしない。作業に集中する。
  • 指定された置場に指定された荷姿・数量で定置する。チョイ置きはしない。
  • 初物・ピッチアワー・終物チェックを決められた通りに実施する。
  • 工程内チェックシートに従い検査確認し結果を記録する。
  • 検査具・測定機器を日常レベルで維持する。
  • 不良0の実現を最優先に作業する。
2.ISO14001・環境マネージメントシステムを基盤とした活動

2002年10月、ISO9001品質マネージメントシステムの認証と同時に、環境にやさしい企業であろう!とISO14001環境マネージメントシステムの構築をスタートさせました。環境影響評価により著しい環境側面を特定し、「騒音の低減」「油類の使用削減と流出0」「廃棄物の削減と適正処理」「エネルギー消費の削減」を環境目的に決め活動を展開しました。また、関連法令・その他の要求事項を精査し遵守することにとり2003年12月、ISO14001規格の認証をいただきました。

以降、日常管理の徹底と環境改善活動の継続により地域・近隣のみなさまからも良好な評価をいただくことができました。2009年、2回目の更新を完了し2004年度版へ移行も完了しています。

2011年より環境方針をより積極的な視点で見直し、環境保全・改善活動と企業としての利益創出活動の同時実現を目指す活動へ進化させ展開しています。

現在、2015年度版への更新を準備しています。

環境遵守事項 『環境違反ゼロ』へ向けての行動

  • どんな場合でも環境保全を意識した作業をする
  • わからない事を自分で判断しない。必ず上司に確認する。
  • 油漏れ、異臭、異音などいつもと違う、変だと思ったら作業を止め、上司に報告し指示を待つ。
  • スクラップを正しく分別する。表示区分(鉄 ステンレス 304 雑)ごとに分け廃棄する。
  • 排油、木屑、排プラスチックの処理方法を正しく知る。分からないからと放置しない。
  • 加工油の過剰使用をしない。油を塗り過ぎると逆効果となり、不良になります。
  • 防音のため、近隣の迷惑にならないよう、シャッターを開けたままにしない。
  • 防水のため、水を出しっぱなしにしない。
  • 節電のため、デマンド管理による節電指示に協力する。
3.安全管理活動

長期経営方針の第一に「安全は全てに優先する」を徹底し日々の業務を行なっています。また、毎月の安全パトロールでの問題提起をそれぞれの現場で改善し、安全衛生委員会にて報告する

安全改善活動を行なっています。また、2009年度よりヒヤリハット活動、KY活動をリスクアセスメント活動へ進化させ展開させより安全にレベルアップした職場の構築を目指します。

2011年3月には、より一層、安全・健康・快適で働きやすい職場づくりを実践することを明確にするために「はつらつ職場づくり宣言」を行いました。この宣言に基づき安全衛生活動を進化させます。

安全遵守事項 『0災害』へ向けての行動

  • 異音のときは『止める・呼ぶ・待つ』をためらわず実施する
  • 機械設備、工具等の就業前点検を徹底する
  • 機械・設備を操作するときは、許可されたものが行う
  • 安全装置を取り外したり、その効力を失わせるようなことはしない
  • 保護具(手袋・安全靴・耳栓・保護メガネ・帽子・ヘルメットなど)を着用する
  • 喫煙は所定の場所以外で行わない
  • ポケットに手を入れての歩行は禁止
  • 作業中の携帯電話などの個人使用は緊急時以外禁止
  • 立入禁止または危険箇所、フォークリフトの作業域には立ち入らない
  • 常に整理整頓に努め、通路、避難口又は消火設備のあるところに物品を置かない
  • 社物を破損させたときにはすみやかに報告する

2015年 労働安全奨励賞をいただきました

安全パトロールの様子
4.経営計画・達成活動

四半期ごとに年度経営計画の達成状況をトップマネージメント・チームリーダーで確認し共有し、変化する経営環境に即応し経営計画を達成するために必要な課題をテーマアップし、これを改善する活動を展開しています。この改善活動の成果を四半期ごとに発表し年度経営計画の達成を全体化します。

納期遵守のための遵守事項

  • 納期遵守は任務であり責任であると認識する
  • 納期遵守がお客様との信頼関係をつくると意識する
  • お客様の計画は変わるが『当たり前』と認識する
  • 納期情報を共有し業務と製造のコミュニケーションを密にする
  • 常に最新の納期要求に合わせる
  • いま要るもの最優先に生産する
  • 在庫を見える化し生産指示に反映する
  • 在庫を見直し常に最新最適な状態を維持する
  • 在庫があるもの、生産指示のないものは加工しない
  • 納期遅れの情報はすぐにお客様へ伝え調整する
  • 安全運転・法令遵守を最優先とし運送する
  • 品違い、かんばん違い、類似品間違い、混入を発生させない
  • 品質トラブルは納期遅延に直結する。品質遵守事項を守る
  • 生産性を高め「できない」をなくす
  • 会社・全員で納期を守る

ムダ削減の遵守事項 考え方でムダ削減

  • 造りすぎない。要るときに、要るものを、要る分だけ造る。
  • 手持ちをしない。何もしない時間を「悪」と考え、手持ちをなくす。
  • 在庫を造らない。在庫は「悪」だと考え、必要な数量だけ造る。
  • 動作は簡単にする。嫌な作業、やりにくい作業は、そく改善。
  • その作業は本当に必要か、を考えムダのないシンプルな工程をつくる。
  • 不良品を造らない。流れない工程にする。異常に敏感になる。
  • 3S5定を徹底し探すムダを無くす。
  • 見える化を進め、ムダ・異常が目でわかる現場にする。
  • ムダを発見したらすくに改善する。
  • ムダな運搬を無くす。必要な運搬は最短にする。

在庫削減・造りすぎのムダ排除のための遵守事項

  • 計画指示に従い要るときに要るだけ加工する。
  • 計画指示より早く加工しない。多く加工しない。
  • 材料・部品の手配は要るときに要る分だけを手配する。
  • 加工ロット数・手配ロット数は「日分」単位で考える。
  • ロット数は最小限を目指す。
  • 「打切り」「設計変更」情報に敏感になり察知し、最速で展開する。
  • 加工数、使用数を正しく入力する。在庫間違いをしない。
  • 在庫・造りすぎは「悪」だと考え行動する
リーダー研修会の様子
5.実施済み改善提案活動

2007年より改善活動をより進化させ、実施した改善提案=「実施済み改善提案」として全社に報告し評価する活動を展開しています。2008年下期より全社全員が全事例を評価する活動を行いさらなる活性化をしています。

提案件数も順調に推移し2016年度は404件以上を射程圏内においています。また件数の増加だけでなく、内容・効果もレベルアップしています。

改善のための遵守事項・考え方

  • 改善は仕事の一つです。
  • すべての無駄をなくすために改善します。
  • 嫌な作業、面倒くさい作業、あぶない作業、疲れる作業をなくすために改善します。
  • 仕事・作業・動作を簡単に楽にするために改善します。
  • 不要な仕事・作業・動作をなくすために改善します。
  • 不良を作らない、流さないために改善します。
  • 最短距離で・ストライクゾーンで作業ができるよう改善します。
  • かがむ・振り返る・手を伸ばす・探す・迷う・歩く動作をなくすために改善します。
  • これで「良い」と思わない、問題を見つけ改善します。
  • 改善を何度も繰り返します。休まず改善を継続します。
  • 自分のために、仲間のために、会社のために、お客さんのために改善します。
  • 改善は必ず評価されます。

実施済み改善提案件数の推移 (目標値)

改善提案 審査の様子

改善提案 審査の様子
改善事例

6.社外と連携した生産革新活動への積極的取り組み

2015年より生産革新セミナー・大阪に参加し、大阪のものづくりの仲間と共に生産革新の真髄を学びました。その成果を基に2016年1月より生産革新セミナー・名古屋を立ち上げ、中部地区のものづくりの仲間・40社と共に学び現場位改善を実践しました。さらに2017年1月からは、その主要なお会社様と連携し生産革新サークルを結成しIE改善を基本とした改善活動を実施します。また中部産業連盟・JMS推進機構ワーキンググループに属し、ものづくりのあるべき姿に向かって精進します。

現場実習

生産改革セミナーの様子
7.3S3定活動

2010年度より5S活動をさらに進化させ、より有効にするために3S3定活動をスタートさせました。

3S:整理・整頓・清掃 3定:定位置・定量・定表示 を確実にし、異常・正常が目で見てすぐわかる現場をつくる活動として展開しています。これにより 安全・品質・原価により強い現場を構築します。

3S5定 点数表及び課題

S遵守事項 安全で明るい職場を維持する

  • S【整理】要るモノと要らないモノを区分し、要らないモノが無い状態にする
  • S【整頓】要るモノがすぐ使える状態にする
  • S【清掃】ゴミ、汚れ、異物等を無くしキレイな状態にする
  • モノを大切に…ていねいな取扱い、設備・建物のサビ、塗装のハガレ、ヒビ、破損、クモの巣を放置しないですぐに対応する
  • 安全に…床の段差・カケ・通路区分線(消え)(ハガレ)にすぐ対応する
  • ビシッと…気持ちよいあいさつ、身だしなみ、作業服の汚れ、キビキビとした動作など。毎朝の朝礼で確認

3S5定 点数表及び課題

8.決まり事カード

わたしたちがやるべきこと、目指すこと、ルールなどの全社で共有する内容を、一枚のカードにまとめ、毎月1枚または2枚を発行し全員に配布し意識の統一を図っています。

2016年6月には249枚目を発行しました。これは当社の財産であると同時に、教育・訓練活動のテキストにもなっています。

9.コンプライアンス

法令・規則・企業倫理・モラルなどの求めることに適切に「応じること・従うこと・守ること」をコンプライアンスと捉え、社会的価値を得るため、存在意義を維持するために、企業活動はもとより、全社員各人の行動でもそれを展開しています。

10.マルチスキルプレイヤーの育成とコミュニケーションの高度化

当社のすべての加工技術と必要な管理技術を所持する人材をマルチスキルプレイヤーと位置づけ、全社員がこれを目指す活動を展開しています。この育成のために「社内インターンシップ・他職場体感プログラム」を実施しています。

「社内インターンシップ・他職場体感プログラム」とは他職場に一定期間所属し実際の業務ができるように育成する制度です。このプログラムは、マルチスキルプレイヤーの育成に効果的であると同時に社内コミュニケーションの高度化が図れます。また、「後行程はお客様」「前工程のおかげ様」が実体験できます。さらにはインターンシップ時の指導員を全員が体験することで、自らのスキルの点検およびレベルアップのチャンスになります。

この活動の目指すところは中小企業の強みである「社内コミュニケーションが良く、小回りが利く」をより活性化することです。